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2005秋  錫杖湖龍王院津市安濃町       
 2005.11.30

  錫杖ヶ岳
  

 錫状湖は、1989年に竣工した安濃ダムによって、安濃川水系の川水を堰き止めて造ったダム湖である。湖水は下流域の津・安濃・芸濃・亀山地区の灌漑用水として用いられる。
 命名は、近くにある錫状ヶ岳(677m)に由来する。錫杖の名前は、山の形が修験者の持つ錫杖に似ているからとか。古えから、雨乞いの霊山としても知られている。




展望台から湖面を望む ダム堤から川下を俯瞰 川下からダム堤を仰ぐ
長徳寺 山門 堤の紅葉 モミジの間から山門をパチリ
向いは竹林 向いは竹林 2 落ち葉の絨毯
墓地堤の紅葉 2 竜王桜 刈り取り後の田圃を焼く煙
   
長徳寺の紅葉

 錫杖湖に登る道路の途中、芸濃町雲林院に長徳寺があり、この寺の墓地を取り巻く紅葉の木々が見事である。
 境内には、昭和16年に三重県の天然記念物に指定されている龍王桜がある。龍王桜はフゲンサクラの異種で、染井吉野、山桜より1週間ほど遅れて開花し、同時に葉も付けるとか。春にはまた、桜見物と洒落込もう。


                
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